先月より、当院の患者様に多いスポーツ障害を、ひと月に一疾患発表していきます!
ランキング内の症状について、経験豊富なスタッフが治療プランの提案、施術対応をさせていただきます!12月は第2位の膝のスポーツ障害について紹介いたします。
第2位 膝のスポーツ障害
半月板損傷
【原因】
半月板は大腿骨と脛骨の間の三日月型をした組織で、膝関節のクッションの役割を果たしています。損傷すると膝の曲げ伸ばしの際に痛みやひっかかりを自覚します。ひどい場合には膝に水がたまったり、膝を動かせなくなるロッキングを生じます。
ジャンプ着地や方向転換など体重が加わった状態で膝を強く捻ったり、キック動作で膝を急激に伸ばす動作やその反復で損傷します。膝の安定化に重要な靱帯の損傷に合併することもあります。
膝前十時靭帯損傷
【原因】
膝前十時靭帯損傷は、サッカーやラグビーなどのコンタクトスポーツにおいて相手選手にタックルされ膝を捻ったり、バレーボールのジャンプの着地、バスケットの急激な方向転換などで膝に過負荷がかかった時に生じます。
膝には4本の靭帯があり関節の動きをコントロールしています。それらが耐えられる以上の力が加わると靭帯が切れます。前十時靭帯は膝の関節の中にあるので、切れると関節の中に出血がたまるのが特徴です。
膝の慢性障害
【原因】
ランニングやジャンプを長時間繰り返しおこなうことによって膝に痛みが生じてきます。
使い過ぎ症候群ともよばれます。
靭帯や腱が骨につくところでは、筋肉のはたらきによるストレスが集中しやすく、組織の小さな損傷が生じます。また靭帯が骨のすぐ上を通るところでは、膝の曲げ伸ばしによって靭帯と骨の摩擦が生じて炎症の原因になります。
代表的な使いすぎによる膝の慢性障害として大腿四頭筋腱付着部炎(ジャンパー膝)、膝蓋帯炎(ジャンパー膝)、鵞足炎、腸脛靱帯炎などがある。
発生要因として選手自身の問題として筋力不足、筋力のアンバランス、骨の成長と筋の伸びとのアンバランス、からだの柔軟性不足、アライメント不良(過度の0脚、X脚など)などがあり、練習環境の問題としてはオーバートレーニング、選手の体力、技術に合わない練習、不適切な靴、硬すぎたり軟らかすぎる練習場などがある。
当院では、痛みの軽減だけでなく再発予防のケアを行っています!!
お気軽にご相談ください!!
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